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プレスリリース

HarvestX株式会社は徳山工業高等専門学校と提携し、高専内に事業所を設置して共同研究を開始しました。

2022-03-30

植物工場向けの授粉・収穫ロボットを開発するHarvestX株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社⻑:市川友貴、以下「HarvestX」)と、徳山高等専門学校(学校所在地:山口県周南市、以下「徳山高専」)は業務提携を行い、HarvestXは徳山高専内に徳山事業所を開設いたします。 高専内にスタートアップ企業が事業所を開設するのは日本初の取り組みであり、事業所ではHarvestXと徳山高専が共同研究を行い、全自動農業に向けて開発を加速するとともに、学生に最先端の技術情報やエンジニアリングスキルを発揮する場を提供し、地方における機会格差問題の是正への貢献も目指します。

徳山高専にて。徳山高専ATチームメンバーとHarvestX役員

HarvestXと徳山高専の共同研究と、研究を通じた学生への機会提供

HarvestXではロボットによる授粉・収穫技術の研究開発を行ってきており、世界で初めてロボットによるイチゴの授粉の実証に成功しています。現在は植物工場に実際に導入する機体の開発を進めていますが、徳山高専との共同研究を通じて商用化するための鍵である高速・高効率に作業可能な授粉アタッチメントの開発を行います。

またこの共同研究の機会を通じて、HarvestXは徳山高専の学生に教育および実践の機会を提供します。地方の工業高等専門学校には優れた素質を持った学生が多数在籍していますが、都市部に比べて新しい技術情報に触れる機会や学んだスキルを活かす場所が不足しているという課題があります。 HarvestXは徳山高専において、同社が強みとしているROS(※)などの分野にて実際のロボットを動かせる環境を提供し、教育のサポート活動を行うほか、事業所での開発を通じて学生のエンジニアリングの実践の場を提供します。

HarvestXおよび徳山高専の担当者よりコメント

HarvestX 取締役CTO 渡邉

いちごの完全自動栽培に向けて道のりはまだまだ長く険しいということを実感しながら、ロボティクスを通じて世の中に変化を生み出せる仲間を集めたいという経緯から、ものづくり分野において幅広く活躍する人材を輩出する徳山高専での活動を検討させていただきました。また、自分たちが学生だったころを振り返っても、こうしてロボット作りに打ち込める環境は関東圏ほどありふれておらず、学生の頃にこういった活動の場が欲しかったという思いもあります。 こういった経緯を母校の恩師にさせていただいたところ、快い反応をいただき、提携させていただくに至りました。

徳山高専 ATチーム・ロボットプロジェクト 藤本氏・Fischer氏・三浦氏

私たちは、誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い、人々の多様な在り方を相互に認め合い、積極的に参加・貢献できる社会を市民と共に追求することをビジョンとして掲げ、共生社会の実現に向けて、誰にでも地球にも優しい人財育成をミッションとして活動しています。具体的には、市民・専門人材参加型の場の形成と活性化、多様性&共生の理解、地域資源の再発見、異業種連携による課題・課題解決の共有、社会の困り感、障害を科学技術で低減することに取り組んでいます。中でも、障害者就労は地域の課題の1つです。HarvestX株式会社が研究開発している植物工場向けの授粉・収穫ロボットは、障害者就労の幅を広げる可能性を秘めています。同社との連携で得られる知見を支援技術(AT: Assitice Technology)として活用することで、地域の課題解決に取り組みたいと考えています。

会社概要

HarvestX株式会社

HarvestX株式会社は植物工場におけるイチゴの完全自動栽培を目指す東京大学発スタートアップです。ロボティクスやAIを専門とするメンバーによって2018年に大学でスタートしたHarvestXは、「植物工場では授粉が必要な果実の生産が難しい」という課題にフォーカスして研究を進め、世界初のロボットによるイチゴの授粉に成功しました。 「未来の世代に、豊かな食を。」をミッションに掲げるHarvestXは、ロボティクスやAI技術を活用し、持続可能な農業の実現のためのソリューションを開発・提供して参ります。

徳山工業高等専門学校

※ROS: Robot Operating System
近年ダウンロード数を急速に伸ばしているロボットアプリケーションの構築を支援するソフトウェアライブラリおよびツールのセットで、従来は地道な開発が必要だったロボット業界におけるオープンイノベーションを目指しています。有名な採用事例としてAmazonの物流ロボットやSONYの新型aiboがあります。